「要するに」と考えてはならぬ ~ 蜂屋 賢喜代 ~
相手の意見や説明を遮って「要するに、こういう事でしょ?」と思わず口にしてしまう事はないだろうか。最後まで相手の話を丁寧に聞こうとしない姿勢は、やがて「こうに決まっている」と、自分の思いや予想に都合よく相手を当てはめ、レッテルを貼りつけていく行為に繋がっていくのではないだろうか。
蜂屋先生は、仏様や信心まで自分の予想に引き寄せて、分かったつもりになることを「予想信」と名づけて戒めた。何事も「要するに」と急げば、分かり合えないが、丁寧に正しく聞けると、「要するに」は必要なく、自ずとお互いの理解が深まっていく。
今年こそは「要するに」を封印し、新たな一年間を丁寧にお迎えしていきたい。
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