ブットンくん被災地へ(報告その2)
昨日からめずらしく、
3日連続更新を目指しています。
…普段がサボってるわけじゃないんですからね!
さて、2日目は、
8月9日に訪問した、福島県二本松市の同朋幼稚園から。
同朋幼稚園は、福島県二本松市の眞行寺様境内に併設されています。
ここは福島第1原子力発電所からの放射性物質の影響によって、
震災後は子どもたちが園外で遊ぶことができません。
よってこれまで園内での生活ばかりを余儀なくされています。
7月には園庭の除染作業が行われ、あわせて境内の除染も行われたそうです。
同朋幼稚園を運営される真宗大谷派眞行寺の佐々木道範住職は、
「震災後、子どもたちは園内(建物内)でしか遊べないため、ストレスが溜まってきています。なぜ、外で遊べないか子どもたちには理解できないので、 ストレスが高まっていくばかりです」
と、震災後の園の状況を語られました。
また、園児の保護者からは、「内部被曝だとか心配だから、毎日線量はチェックしています。
子どもは外に出たがっているのですが、説明してもたぶんわからないですからね。だから、かわいそうですね。」
と、見えない放射性物質に大きな不安を抱えられています。
さて、交流会当日は、約50人の園児たちが集まって、
大船渡保育園と同様、別院スタッフによる『おしゃかさまとブットンくん』の大型絵本の読み語り、
そしてブットンくん登場〜ブットンくんとの交流会。
みんなでマル・モリダンスを元気いっぱいに踊るなど、
約1時間近くにわたって身体を動かして元気に楽しみました。
ここ難波別院も、NGO法人心援隊の皆さんと協力して、
福島県からのご家族を受け入れしてきました。
幼い子どもさんを抱えるお母さんの心配は相当なもの。
また、遊び盛りの子どもたちが外で遊べな
いことも、
状況が改善されることを願うばかりです。
明日は、ブットンくんはちょっとおやすみ、
震災復興応援企画、出張「南御堂寄席」をご報告します!
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