石のような心よりなかったと 自覚する以外に道はない それが水の心である ~仲野 良俊~
仏教では、自分の力だけを頼りにし、励むことを「自力」という。自力に対し「他力」という言葉は、世間でいう他人の力をあてにすることではなく、どんな私でも包み込むような〝仏さまのはたらき〟をいう。
私たち人間は、努力することができる。しかし、その努力は時に、積み上げた知識や経験を振りかざす〝慢心〟にもなる。本当の努力家は、自分自身のいたらなさを認め、謙虚な姿勢を持っている。
仲野良俊師は、私たちの人生を「堅い石に囲まれた世界」に喩え、「石同士は争うが、水のような心だけは石と争わない」と教えている。堅い石のような自力の心に気づいてほしいという呼びかけが、仏さまのはたらきである。
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