説明は 説迷である~高光大船~
人と意見があわないことは誰しもが経験することである。そこで互いに溝を埋めようと懸命に説明し、言葉を尽くす。しかしそうすればするほど結局は自己弁護ばかりに終わってしまうものである。
私たちは「理解」ということにとても執着する。近代文明の基礎が「知性による理解」であるからであろう。しかし知性こそが互いを傷つけ、貶め合い、果てにはあらぬ絶望を招く根本の要因ではないだろうか。人は知性のみで生きているわけではない。
仏法は「出遇う」と表現される。知性の衣を脱ぎ、「わからなくてもきく」ことが大切である。知性に迷う私たち。手を合わせ、身を通していただく「まことの智慧」に出遇いたいものである。
電話でのお問い合わせ先
- 申経・納骨・ご法事・仏前結婚式について
- 06-4708-3276
- 団体参拝・ブットンくんグッズ、
書籍販売と発送について - 06-6251-5820
- 書籍の発行・講座・南御堂新聞について
- 06-4708-3275