生を問い 死を問う そこに人生の意味が 見いだされる ~正親 含英~
新年を迎えた。同じ年を繰り返し迎えることはない。初めて出会う、この時この年である。日頃は何かと忙しくしているが、一年の計と言われるように、自身を見つめさせる大切な時と場を私たちに持たせている。
釈尊は、人生を「生・老・病・死」の苦の連続とおさえられた。そして、その迷いの人生から目覚める道を明らかにされた。しかし、我われは、その苦を問いとは感じていない。
この言葉には、人生の意味とある。ということは、味わってみないとわからないのである。甘いか、辛いか、酸っぱいか。どういう味であるのか。苦という言葉で決め付けてしまっている味を、もう一度噛み締めてみると、いいのではないか。
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