私たちは、自分の思い通りになることが「幸せ」で、どうにもならないことが「不幸」であるという価値観の中で生きてはいないだろうか。考えてみれば、自分で作り出した善し悪しによって、自分自身が振り回され苦しんでいる。
仏さまの教えは、自分の思いではどうにもならない身を生きている事実を、事実として教えてくださっている。掲示板の言葉にあるように、「どうにもならぬまま」であると我が身をいただいていく中に、私だけに用意された人生の道に気付くことができるのだろう。寄り道ばかりの人生ではあるが、それぞれに用意された人生の道に感謝と喜びをもって歩める生き方を仏法聴聞から確認していきたい。
どうにもならぬままが 私のこんにちあるく 道でございました ~榎本栄一~
06.30
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。