成らぬことを成ると信じているから迷信という~蜂屋賢喜代~

成らぬことを成ると信じているから迷信という~蜂屋賢喜代~
「プラス思考」。広辞苑によると「物事の良い面を捉えようとする前向きな考え方」とある。物事を自分の損得や好き嫌いを離れて、そのままに受け止めると、自分との間に動かしようのない「事実」が自ずと現実として浮かび上がる。結果、歩むべき道が開け、迷わず前に進むことができるのだろう。
だが、私たちはつい、どうにもならない物事を無理矢理に捻じ曲げ、自分の都合に合わせた道を作り出す。これで良かったのだと信じ込んで突き進めば、事実と現実からは次第に離れ、やがて人生という道を見失い、迷うこととなる。プラス思考を「迷信」にしてはならない。
南御堂入門道場(2019)
入門道場とは 受講規約 お申し込みの流れ

いよいよ山門オープンとともに、2019年度南御堂入門道場が開始いたします。
(一部規約が変更いたしておりますので、再度ご確認の上お申し込みいただきますようお願い申し上げます。)
仏教 講座 | 講題 | 「100倍楽しくなる仕事と人生」 |
講師 | 川村妙慶(真宗大谷派僧侶・アナウンサー) |
期日 | 第1回 10月29日(火)18時30分~20時00分
第2回 11月19日(火)18時30分~20時00分 |
定員 | 100名 | 受講料 | 2,000円 | 会場 | 難波別院内 |
締切 | 10月11日(金)必着 |
内容 | 皆さんは自分の人生に満足していますか?人間は「納得できない」から全てに不満を持つのです。こんなに頑張っているのに報われないというのがそうですね。しかし、それは自分の思いの中で縛られているだけです。自分で自分のことはわかりません。仏の智恵に照らされた時、今、与えられたあなたの人生が100倍輝くでしょう。 |
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特別 講座 | 講題 | 「私の終活 ~人生を考える~」 第1回 「葬儀の今と昔」
第2回 「相続って大変?」
第3回 「葬儀の意味」 |
講師 | 蒲池 勢至(僧侶・民俗学者)・11月 6日
磯野 賢士(僧侶・弁護士)・11月27日
廣江 輝夫(公益社 終活担当講師)・12月11日 |
期日 | 第1回 11月 6日(水)13時30分~15時00分
第2回 11月27日(水)13時30分~15時00分
第3回 12月11日(水)13時30分~15時00分 |
定員 | 40名 | 受講料 | 3,000円 | 会場 | 難波別院内 |
締切 | 10月18日(金)必着 |
内容 | 人生の最後を迎えるための準備をする「終活」が、今、大きな関心を集めています。その終活を通して、私たちが本当に大事にしたいものは何か、今一度考えてみませんか。 |
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歴史 講座 | 講題 | 「大阪船場の歴史といま」 |
講師 | 大峯 伸之(朝日新聞記者) |
期日 | 第1回 1月18日(土)10時00分~11時30分
第2回 2月 1日(土)10時00分~11時30分
第3回 2月15日(土)10時00分~11時30分 |
定員 | 40名 | 受講料 | 3,000円 | 会場 | 難波別院内 |
締切 | 1月7日(火)必着 |
内容 | 400年の歴史を持つ船場。ビジネス街の高層ビルの谷間に、老舗の商家や近代建築、伝統文化が息づく。地盤沈下の象徴とされた時期から、近年は人口増など「船場回帰」も。 |
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文化 講座 | 講題 | 「はじめての”いけばな”」 |
講師 | 杼村 麻美子(小原流研究院助教授) |
期日 | 第1回 1月25日(土)13時30分~15時00分
第2回 2月15日(土)13時30分~15時00分
第3回 3月14日(土)13時30分~15時00分 |
定員 | 20名 | 受講料 | 3,000円 | 会場 | 難波別院内 |
締切 | 1月10日(金)必着 |
内容 | 静かに花と向き合い花の生命の輝きを見つめる。花と心が通う瞬間。忙しい日々の中でほっと安らぐ、そんないけばなを体験してみませんか。
※別途3000円の材料費が必要になります。 |
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仏教 講座 | 講題 | 「人間関係とこころの健康」 |
講師 | 譲 西賢(僧侶・臨床心理士) |
期日 | 第1回 1月30日(木)18時30分~20時00分
第2回 2月13日(木)18時30分~20時00分
第3回 3月 5日(木)18時30分~20時00分 |
定員 | 40名 | 受講料 | 3,000円 | 会場 | 難波別院内 |
締切 | 1月16日(木)必着 |
内容 | 一日の多くを会社で過ごし、人間関係の悩みやストレス・不安から離れたいあなた。カウンセリングや真宗の考え方から、心の健康を取り戻してみませんか? |
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疑は 暗鬼を産み 信は 如来を生む

疑は暗鬼を産み 信は如来を生む
諺に「疑心悪鬼を生ず」とありますが、自分の心に疑いが起こる時、自分の周りを悪い鬼として生み出していくという譬えです。みんな幸せを求めて生きていますが、その幸せの尺度は、他の人と自分とを比べて判断しているのです。物をたくさん持っているけれども、誰かに足元をすくわれるのではないかと戦々恐々とし、却って幸せとはほど遠い生活になっているのではないでしょうか。
「疑心」とは、仏教から出た言葉で、根本煩悩(煩い悩ませる)の一つであり、真理をうたがうということです。この私を、真実の道に歩ませようとする教えを疑うことなのです。如来を生むとは、疑わない心ではなく、疑いようのない真実に出会い、自分の中に信の心が生まれてくる縁となることなのでしょう。