これでいいのだ~赤塚不二夫~
これでいいのだ~赤塚不二夫~
バカボンのパパの余りにも有名なセリフだ。「薄伽梵(ばぎゃぼん)」という仏教用語がある。サンスクリット語のbhagavatという言葉で、釈迦あるいは仏を指す言葉だ。面白いことに、一時はバカボンの名前の由来ではないかとも言われていた。さて仏は私たち人間と違い、分別が深いことから軽々しく他人の過ちを否定されたりはしないものだ。師兄の話曰く、子どもが阿弥陀如来をみて「オッケー、オッケーしてはるなぁ」と。何のことかと思えば、両手の結印のことだった。深い意味のある結印だが、意味を知らずともその姿は子どもに充分通じていた。バカボンの名前の由来はどうあれ、「これでいいのだ」ありがたいことばではないか。果たして平素、私は言えているだろうか。
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大谷本願寺銘梵鐘
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人生に失敗がないと人生を失敗する~斎藤茂太~
人生に失敗がないと人生を失敗する~斎藤茂太~
”人生を失敗する“とはどういうことだろう。それは、「出遇うべきことに出遇えない」ということではないだろうか。
私たちは失敗によって立ち止まり、己を振り返る機会に恵まれる。しかし、己の失敗とは他者との出遇いによってもたらされるものである。つまり、私たちは出遇いから失敗をいただき、それが糧となって今の私を成り立たせている。そう考えれば、出遇いは生きることそのものに深く結びついていると言えるのではないだろうか。そのことに気付けなければ、私たちの人生は真に空過なものになってしまう。一度しかない人生だからこそ、不思議なご縁によっていただいた出遇いを大切にしていきたい。