雨の日には 雨の日の 生き方がある~東井義雄~
梅雨の季節に入り、「うっとうしい!」と思う人も少なくないだろう。雨がもたらす自然の恵みは、誰もが分かっている。しかし、そのことが分かっていながらも、日常的には自分の都合によって雨を疎ましく感じてしまう。
雨によって家族との外出を中止にしたことがある。子どもたちは残念そうにしていたが、すぐに雨具を身につけて外の水たまりで楽しそうに遊びはじめた。雨の日も大切なご縁として、そのままにいただいていくことを子どもたちの姿から教えられた。
雨の中にありながら、雨と向き合おうとしない姿勢は、私たちの人生を空しいものとしてしまうのかも知れない。